2026年7月19日
研究会委員:津下哲也(姫路大学)・西岡 遼(つくばみらい市立伊奈中学校)
研究会委員長:佐藤幸江(放送大学)
2026年6月28日(日)、AI時代の教育学会2026年度第1回研究会をオンラインで開催しました。「AI時代に『教師であること』の意味を問い直す」をテーマに、約50名の方々にご参加いただき、無事に終了しましたことをご報告申し上げます。 講演及びディスカッションでは、最初に美馬のゆり氏より「AI時代の学びと教育の再設計―ELSI志向PBLと議論を基盤にした学習―」と題してご講演いただきました。生成AIによる教育の個別化・効率化が進む一方、創造性や価値判断、責任、協働による意味づくりは、数値化された成果だけでは捉えられないことが示されました。そのため、AIの仕組みや使い方に加え、「なぜ使うのか」「何を任せるのか」を判断する重要性が提起されました。また、「誰のために、どのような影響があるのか」を問うELSI志向PBLと、対話や議論を通して理解を深める学習の意義が紹介されました。その後、赤堀侃司氏のコーディネートのもと、荒木貴之氏を指定討論者として、AI時代における教育の在り方について議論が深められました。 後半は、研究発表と実践研究構想の二つの分科会をオンラインで開催しました。研究発表分科会では、生成AIに関する規範意識、地域DXを通した学習、生成AIを活用した観察活動、紙とデジタルの比較など、4本の研究発表が行われました。実践研究構想分科会では、生成AIを活用したキャリア教育と、特別支援学校教員へのAI・ICTを活用した伴走型支援について、2本の構想発表が行われ、研究として構成するための具体的な助言が交わされました。 本研究会を通して、AI時代における学習観、授業観及び教師観を問い直すとともに、教育実践を研究知へとつなげるための視点を共有することができました。最後になりましたが、ご登壇、ご発表及びご参加いただきました皆様、研究会委員会、学会理事並びに学会事務局の皆様に、心より感謝申し上げます。 なお本年度、本学会では引き続き、以下の活動を予定しています。・「GIGAフェス」コラボ企画 実践研究構想2026年8月7日(金)開催場所:札幌国際大学(北海道札幌市)・年次大会AI時代の教育学会第8回年次大会・第11回日本アクティブ・ラーニング学会研究大会 合同大会 2026年11月28日(土)開催場所: 中部大学(愛知県春日井市)・第2回研究会日本アクティブ・ラーニング学会との合同開催 2027年3月 開催場所:調整中引き続き、積極的なご参加をお願い申し上げます。